外務省・新着情報

令和4年12月24日
正面を向き、握手を交わす、両外相の様子
テーブルにつき、会談を行う、両外相の様子

 12月24日、午後5時20分から約25分間、林芳正外務大臣は、「中央アジア+日本」対話・第9回外相会合に出席するため訪日中のムフタル・トレウベルディ・カザフスタン共和国副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Mukhtar TILEUBERDI, Deputy Prime Minister and Minsiter for Foreign Affairs of the Republic of Kazakhstan)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、カザフスタンは、「法の支配」に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するための戦略的パートナーであり、様々な分野で連携を強化したい旨述べました。また、昨23日、日本の国際協力機構(JICA)とカザフスタンのKazAID間で協力文書が署名されたことを歓迎するとともに、今後の協力への希望を表明しました。
  2. 林大臣から、エネルギーの安定供給のためにカザフスタンが果たす役割や「カスピ海ルート」など物流ルートの重要性を指摘したほか、脱炭素に向けた協力においてカザフスタンと連携していきたい旨述べました。これに対し、トレウベルディ副首相兼外務大臣から、カザフスタンは従来の化石燃料やレアメタルの輸出のみならず脱炭素分野にも積極的に取り組んでいる、日本と一層協力を進めていきたいと述べました。
  3. 両外相は、ウクライナや東アジアを始めとする国際情勢や国際場裡における協力について意見交換を行い、引き続き、様々な分野において緊密に連携していくことを確認しました。また、唯一の戦争被爆国である日本と核実験場での被爆を経験しているカザフスタンとが、「核兵器のない世界」に向けて引き続き連携していくことで一致しました。

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