外務省・新着情報

令和5年1月6日
日・エクアドル外相ワーキングランチ
日・エクアドル両外務大臣による共同記者発表

 現地時間1月6日午後1時30分(日本時間7日午前3時30分)から約75分間、エクアドル共和国を訪問中の林芳正外務大臣は、オルギン・エクアドル共和国外務・移民大臣(H.E. Mr. Juan Carlos Holguin, Minister of Foreign Affairs and Human Mobility of the Republic of Ecuador)とワーキングランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、ワーキングランチの後、オルギン大臣と共同記者発表を行いました。

  1. 冒頭、林大臣から、エクアドルは、基本的価値を共有する重要なパートナーであり、両国関係の確固たる歩みを確認しつつ、二国間関係の一層の進展を期待する旨述べました。これに対し、オルギン大臣から、林大臣のエクアドル訪問に対する歓迎の意が表明され、今般の訪問をきっかけに経済分野を始め、様々な分野において日本・エクアドル関係を更に前進させたい旨述べました。
  2. 林大臣から、両国は、今後2年間、国連安保理非常任理事国を共に務める中で、厳しい国際情勢の下、法の支配の中核を担うべき国連の機能強化が重要であり、安保理改革を含め、エクアドルと緊密に連携したい旨述べました。これに対し、オルギン大臣から、エクアドルは国際協調を重視しており、日本と国連安保理を始め国際場裡においても緊密に協力していきたい旨述べました。
  3. また、林大臣から、ラッソ政権が、国際協調を重視した外交政策,自由開放主義的な経済政策を力強く推進していることを歓迎し、高く評価している旨述べました。また、林大臣から、日本企業が多くの分野で関心を示しており、投資が更に拡大することへの期待を示しました。これに対し、オルギン大臣から、自由開放主義的な経済政策により、日本との経済関係を更に強化していきたい旨述べるとともに、両国間の対話を活性化させ、今後とも幅広い分野での協力を進めていきたい旨述べました。
  4. 林大臣から、今後とも、エクアドルの持続的な開発のために協力していきたい旨説明しました。オルギン大臣からエクアドルの持続的・包括的成長のための支援への感謝の意が表されました。
  5. 林大臣から、日本の「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の取組について説明し、これに対して、オルギン大臣は、この日本の取組を支持する旨述べました。両大臣は、ウクライナ情勢、中国、北朝鮮を含む東アジア情勢、中南米情勢等に関し意見交換を行い、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の実現に向けて協力していくことで一致しました。

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