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令和5年1月9日
ビロル国際エネルギー機関(IEA)事務局長と握手する岸田総理大臣 ビロル国際エネルギー機関(IEA)事務局長による表敬を受ける岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 1月9日、午後5時00分(フランス、パリ時間)から約30分間、フランス訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ホテル・ル・ロワイヤルモンソーにて、ファティ・ビロルIEA事務局長(Dr. Fatih Birol, Executive Director of International Energy Agency, IEA)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理大臣から、国際社会がエネルギー危機に直面する中、主要国はエネルギー安全保障と脱炭素化の両方を実現するとの立場であるとした上で、ビロル事務局長から現下のエネルギー情勢と日本へのアドバイスをお聞きしたいと述べました。
  2. これを受けて、ビロル事務局長から、欧州における天然ガス不足の事情、ロシア及び途上国のエネルギーを巡る状況につき種々説明があり、また、G7議長国としての日本への期待の表明がありました。
  3. さらに、岸田総理大臣から、日本のエネルギー政策につき説明したのを受け、ビロル事務局長から、これを高く評価するとの発言がありました。
  4. 最後に、岸田総理大臣から、エネルギー危機の中でIEAの役割は極めて大きいとして、引き続き協力していきたいと述べました。
[参考1]国際エネルギー機関(IEA)

 第1次石油危機後の1974年に、OECDの枠内における自律的な機関として設立された国際機関。石油供給途絶時の共同対応を主たる目的とする。本部はフランスの首都パリに所在。

[参考2]ファティ・ビロル国際エネルギー機関(IEA)事務局長

 トルコ出身。IEAチーフ・エコノミスト兼グローバル・エネルギー経済局長を経て、2015年から現職。2013年に旭日中綬章を受章。2021年に米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出。


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