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令和5年1月13日
ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院(SAIS)において、スピーチを行う岸田総理大臣の様子 ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院(SAIS)で
スピーチする岸田総理
(写真提供:内閣広報室)

 現地時間1月13日午後3時(日本時間14日午前5時)から約1時間、米国・ワシントンD.C.を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院(SAIS)において、「歴史の転換点における日本の決断(Japan’s decisions at history’s turning point)」と題する講演を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、国際社会は歴史的な転換点にあり、我々が奉じてきた自由で開かれた安定的な国際秩序が重大な危機にさらされているとの現状認識を示した上で、より良い未来を我々の次の世代にもたらすための日米関係強化の重要性を強調しました。
  2. 続けて、岸田総理大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に際しての対露政策の転換及び新たな国家安全保障戦略等三文書の策定による安全保障政策の転換という、日本の外交・安全保障政策に関する2つの大きな決断について述べました。
  3. その上で、岸田総理大臣から、日本として外交を更に強化していく考えを述べ、G7を中心とする同志国の結束の強化、いわゆる「グローバルサウス」と呼ばれる国々への関与の強化、そして中国との関係という3つの要素が、国際秩序の次の姿を描いていく上で必須である旨述べました。
  4. 最後に、岸田総理大臣から、これら全てにおいて、日米同盟の下での協力が基軸となるとして、米国のインド太平洋地域へのコミットメントが不可欠であり、米国と共に、この歴史的転換点を乗り越え、「自由で開かれたインド太平洋」を守っていくとの強い決意を述べました。

[参考]
 岸田総理大臣のジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院(SAIS)における講演「歴史の転換点における日本の決断(Japan’s decisions at history’s turning point)」原稿(日本語(PDF)別ウィンドウで開く英語(PDF)別ウィンドウで開く


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