外務省・新着情報
令和5年1月17日
1月10日から14日まで、吉川ゆうみ外務大臣政務官は、ウズベキスタン共和国及びカザフスタン共和国を訪問しました。この訪問の概要は以下のとおりです。
1 ウズベキスタン
- （1）11日、吉川外務大臣政務官は、世界経済外交大学を訪問し、サファーエフ世界経済外交大学学長兼ウズベキスタン共和国上院第一副議長と会談しました。吉川政務官からは、同学長の昨年9月の安倍元総理の国葬議への参列に謝意を表明し、双方は両国間の教育分野における協力を一層強化することで一致しました。また、同大学で日本語を学ぶ学生との懇談を行いました。
- （2）同日、 吉川政務官はサイードフ・ウズベキスタン共和国外務大臣代行を表敬しました。双方は、昨年12月に東京で行われた「中央アジア＋日本」対話・第9回外相会合及び二国間外相会談を踏まえ、中央アジアの持続可能な発展の達成に向けた、「人への投資」、「成長の質」に重点を置いた新たな発展モデルの推進のための両国の連携について議論しました。また、ロシアによるウクライナ侵略を踏まえた現下の国際情勢や国際場裡における協力について意見交換しました。
- （3）同日、吉川政務官は、アブドゥハキーモフ天然資源大臣とともに、同大臣が学長を務めるシルクロード国際観光大学への視察を行った後、夕食会行いました。双方は、投資や観光を含めた両国間の経済関係の強化に向けた協力のあり方について意見交換を行うと共に、ウズベキスタンとの戦略的パートナーシップの深化に向け一層緊密に連携することで一致しました。
- （4）1月12日、吉川政務官は、日本人抑留者墓地への参拝及び抑留者資料館の視察を行うとともに、スルタノフ同資料館館長及び墓地管理人との懇談を行いました。また、日本人抑留者が建設に従事したナボイ劇場の視察を行いました。
2 カザフスタン
- （1）12日、吉川政務官は、カラバエフ産業・インフラ発展省大臣との会談を行いました。双方は、エネルギーの安定供給のためにカザフスタンが果たす役割や「カスピ海ルート」など物流ルートの重要性を踏まえ、両国の経済・ビジネス関係の更なる強化の方途について意見交換を行いました。
- （2）13日、吉川政務官は、スレイメノヴァ・エコロジー・天然資源省大臣との会談を行いました。双方は、環境・省エネルギー・再生可能エネルギー分野での協力について意見交換を行い、脱炭素に向けた協力において緊密に連携していくことを確認しました。
- （3）同日、吉川政務官は、ヴァレシンコ外務次官と会談を行い、両国間の経済関係及び脱炭素分野での協力の強化に向けて議論を行うとともに、JICAとカザフスタンのKaziAID間での協力の促進を確認しました。また、「中央アジア＋日本」対話の次回議長国であるカザフスタンとの連携のあり方について意見交換を行ったほか、ロシアによるウクライナ侵略を踏まえた現下の国際情勢や国際場裡における協力についても意見交換を行いました。
- （4）同日、吉川政務官はカズハン大統領府副長官兼国際協力担当大統領特別代表やカザフスタン経済関係者と昼食会を行い、エネルギー、環境、農業等の分野での両国間の協力関係の強化や日本からの投資促進の方途につき意見交換を行いました。
- （5）同日、吉川政務官はアスタナ・オペラを視察し、同オペラ所属の日本人バレリーナとの懇談を行いました。