外務省・新着情報

令和5年2月7日

 2月8日、午後10時から、林芳正外務大臣は、アントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States of America)主催の「新型コロナ対策(グローバル行動計画)に関する外相会合」(テレビ会議形式)に出席する予定です。

  1. 本会合は、「グローバル行動計画(GAP)」の立ち上げから1年を経て、閣僚会合としては本イニシアティブの最終回と想定され、取組の進捗を評価するとともに残された課題を明らかにし、外交当局が、国際的な健康安全保障において果たすべき役割について、総括することを目的として開催されるものです。
  2. 本会合には、林芳正外務大臣、ブリンケン米国務長官のほか、各国の外務大臣もしくはその代理や、テドロスWHO事務局長等の国際機関の代表が参加する予定です。同会合では、「グローバル行動計画(GAP)」の6つの柱に関する取組の進捗や課題を共有するとともに、今後の国際社会において求められる、協力のあり方に関する議論が行われる予定です。なお、同会合は、米国国務省の公式ウェブサイトでストリーミング配信される予定です。
[参考1]グローバル行動計画(Global Action Plan for Enhanced Engagement
  • (1)目的
     2022年中に新型コロナを収束させ、将来のパンデミックへの備えを強化するために、各国の具体的な取組を促進。
  • (2)行動計画の柱:以下の6つの取組から構成
    • ア ワクチン接種の推進
       ワクチン供与量の増加、政治的紐づけがなく使用期限まで十分な期間のあるワクチンの供給(COVAX経由)、ワクチン接種体制の整備、紛争地等人道的危機のある地域へのワクチン供与など
    • イ サプライチェーンの強靱性の強化
       医療物資の需給ギャップの是正、サージキャパシティの強化、重要物資をめぐる問題にかかる早期警戒システムの整備など
    • ウ 情報格差への対応
       誤情報や偽情報の撲滅、ワクチンへの信頼の向上など
    • エ 医療従事者の支援
       十分かつ質の高い個人用防護服(PPE)の提供やワクチン接種を含む医療従事者の環境改善、専門分野にかかる医療従事者のキャパビルなど
    • オ ワクチン以外のインターベンションの推進
       検査体制の改善、治療薬へのアクセスの改善など
    • カ 世界健康安全保障枠組みの強化
       世銀、IMF、WHOの取組への支援、新たな基金や枠組みの設立など
[参考2]米国国務省の公式ウェブサイト(英語)別ウィンドウで開く

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