外務省・新着情報

令和5年2月9日

 2月9日(現地時間同日)、キルギス共和国の首都ビシュケクにおいて、合田秀樹駐キルギス共和国日本国特命全権大使とアルマズ・バケタエフ・キルギス共和国財務大臣(H.E. Mr. Almaz BAKETAEV, Minister of Finance of the Kyrgyz Republic)との間で、供与限度額9億9千9百万円の無償資金協力「ビシュケク市およびチュイ州における医療機材整備計画」に関する書簡の署名及び交換が行われました。

  1. キルギスでは、1991年の独立以降、政治不安や経済不況により、医療従事者の国外流出がみられるなど、保健医療サービスの提供体制が脆弱になっています。また、医療サービスの拠点である国立・州及び地区病院では、老朽化した医療機材が多く、適時・適切な医療サービス提供に支障が生じています。
     この協力は、キルギスの首都ビシュケク及びその周辺地域であるキルギス北部のチュイ州の二次病院(州病院及び地区病院)に対して非感染性疾患の診断・治療用医療機材を整備するものです。
  2. 今回の協力により、キルギスの公的医療サービス提供の拠点となるビシュケク市及びチュイ州の医療施設(州病院及び地区病院)において、非感染性疾患の診断・治療用医療機材を整備することにより、各医療施設における診断・治療体制の強化を図り、もって保健医療サービスの質の向上及び同国の社会インフラの再構築に寄与することが期待されます。
(参考)キルギス共和国基礎データ

 キルギスは、面積19万8,500平方キロメートル(日本の約半分)、670万人(2022年、国連人口基金)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,180米ドル(2021年、世界銀行)。


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