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令和5年2月9日
表敬を前に、ヤニック・グレマレック緑の気候基金(GCF)事務局長と握手している武井副大臣
武井副大臣が、ヤニック・グレマレック緑の気候基金(GCF)事務局長と懇談している様子

 2月8日(水曜日)午後2時10分から約40分間、武井俊輔外務副大臣は、来日中のヤニック・グレマレック緑の気候基金(GCF)事務局長(Mr. Yannick Glemarec, Executive Director, Green Climate Fund)による表敬を受けました。

  1. 武井副大臣から、昨年7月に続くグレマレック事務局長の訪日を歓迎するとともに、近く退任するグレマレック事務局長のリーダーシップを評価し、これまでの貢献に謝意を表明しました。また、気候変動は国際社会が一丸となって協力すべき問題であり、途上国の気候変動対策支援を行うGCFの役割は益々重要になっているとして、引き続き連携して気候変動問題に取り組みたい旨述べました。さらに、優れた技術を持つ日本企業とGCFの連携に対する期待を伝えつつ、日本国内におけるGCFの認知度の向上や日本人の人材登用に向けた取組等を求めました。
  2. これに対し、グレマレック事務局長は、これまでの日本のGCFに対する貢献と協力に謝意を述べるとともに、質の高いインフラ案件の実施や島嶼国を始めとする気候変動に脆弱な途上国への適応支援の強化等、これまでのGCFの取組について報告しました。
  3. 武井副大臣とグレマレック事務局長は、2024年から2027年の第2次増資期間における戦略事業計画についても意見交換を行いました。武井副大臣から、2024年以降も、途上国の削減努力の加速化、島嶼国等脆弱国への支援強化、民間資金の動員が引き続き重要である旨述べ、今後も日本政府とGCF間で意見交換を継続していくことで一致しました。

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