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令和5年2月9日
チョン・ベトナム共産党書記長とのテレビ会談で発言する岸田総理大臣 チョン・ベトナム共産党書記長とテレビ会談を行う岸田総理(写真提供:内閣広報室)
岸田総理大臣が、国旗をバックにチョン・ベトナム共産党書記長とテレビ会談を行う様子 チョン・ベトナム共産党書記長とテレビ会談を行う岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 2月9日、午後4時45分から約30分間、岸田文雄内閣総理大臣は、グエン・フー・チョン・ベトナム共産党中央委員会書記長(H.E. Dr. Nguyen Phu Trong, General Secretary of the Central Committee of the Communist Party of Viet Nam)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ベトナム新年の挨拶とともに、本年の日・ベトナム外交関係樹立50周年及び日・ASEAN友好協力50周年の歴史的な節目に、ベトナムの最高指導者であるチョン書記長と会談ができ嬉しい旨述べました。これに対し、チョン書記長から、日ベトナム関係の更なる進展に向けて、岸田総理大臣と共に取り組んでいきたい旨述べました。
  2. 両首脳は、この50年間、両国が互いに協力して、現在の良好な関係を築いてきたことを評価した上で、次の50年の両国関係を更なる高みに引き上げ、共に日越関係を発展させていくこと、特に、投資、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、DX(デジタル・トランスフォーメーション)等の経済・経済協力分野に加え、政治・安全保障分野でも協力を強化することで一致しました。
  3. 両首脳は、地域・国際情勢についても意見を交わし、岸田総理大臣から、日本の新たな国家安全保障戦略について説明し、ベトナムとも連携を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、チョン書記長から、地域や国際社会において日本がより大きな役割を果たしていくことを支持している旨発言がありました。また、岸田総理大臣から、「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で要となる重要なパートナーであるベトナムと、ロシアによるウクライナ侵略、東シナ海・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応についても引き続き連携していきたい旨述べ、両首脳は、様々な戦略的な課題について連携を強化していくことで一致しました。

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