外務省・新着情報

令和5年2月10日
松田駐ウクライナ大使とウクライナ公共放送局(PBC)会長が記念撮影を行っている様子
機材引渡し式において、松田駐ウクライナ大使とPBC関係者が懇談している様子

 2月9日(現地時間同日)、ウクライナの首都キーウにおいて、松田邦紀駐ウクライナ日本国特命全権大使出席のもと、ウクライナ公共放送局(PBC)への放送機材の引渡式を実施しました。

  1. 我が国は、2017年1月からPBCに対して、災害時・非常時の報道体制づくり、番組制作能力の強化、放送機材の運用・維持管理能力の強化等を支援してきました。
  2. 昨年3月のロシア軍によるキーウのテレビ塔破壊以来、PBCは、現場取材用のモバイル中継装置をテレビ塔の代替として使用し、全国に放送信号を送信しています。モバイル中継装置の不足を受け、現場取材は携帯電話等で実施しているものの、携帯電話等による撮影は、通信環境の影響を受けやすく、編集面も制約されています。
  3. かかる状況を踏まえ、我が国は、国際協力機構(JICA)を通じて、PBCに対して、複数のモバイル中継装置をキーウ本局及びウクライナ国内の各地支局に供与することにより、PBCの戦時における正確で公平かつ公正な報道体制の構築に貢献し、もってウクライナの民主主義強化に資するものです。
  4. 我が国は、引き続き、G7を始めとする国際社会と連携しながら、国難に直面するウクライナの人々に寄り添った支援を実施していきます。

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