外務省・新着情報

令和5年2月14日

 2月13日(現地時間同日)、バングラデシュ人民共和国の首都ダッカにおいて、岩間公典駐バングラデシュ人民共和国日本国特命全権大使と、シェルダン・イェット ユニセフ・バングラデシュ代表(Mr. Sheldon Yett, the Representative of UNICEF (United Nations Children’s Fund) in the People’s Republic of Bangladesh)との間で、供与額8億円の対バングラデシュ無償資金協力「バシャンチャール島及びコックスバザール県におけるミャンマーからの避難民及びホストコミュニティのための総合生活支援計画(UNICEF連携)」に関する交換公文の署名が行われました。

  1. 90万人を超えるミャンマーからの避難民が、キャンプで生活しているバングラデシュ南東部のコックスバザール県や、過密化したキャンプから約3万人の避難民が移り住んでいるバシャンチャール島では、教育、安全に管理された水、衛生設備へのアクセスが十分確保されていないため、避難民やホストコミュニティの住民、とりわけ脆弱な子供達の生活環境改善が課題となっています。また、避難民やホストコミュニティの中では、児童婚や虐待等が発生していることから、子供・青少年や脆弱な保護者への社会的・法的保護の提供も喫緊の課題となっています。
  2. この協力は、UNICEFとの連携の下、バシャンチャール島及びコックスバザール県において、避難民及びホストコミュニティに対し、生活の基礎分野(教育、水・衛生、保護)に関する総合的支援を行うものです。この協力により、同地域の避難民及びホストコミュニティ、それぞれの生活環境の改善が図られ、もって同国の社会脆弱性の克服に寄与することが期待されます。
(参考)バングラデシュ人民共和国基礎データ

 バングラデシュ人民共和国は、面積約14.7万平方キロメートル(日本の約4割)、人口1億6,694万人(2021年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)2,570米ドル(2021年、世界銀行)。


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