外務省・新着情報

令和5年2月16日

 2月16日、我が国は、トルコ南東部を震源とする地震により、シリア・アラブ共和国内で生じた被害を受け、令和4年度補正予算で決定したシリア復興信託基金に対する拠出7.59億円(約592.9万ユーロ)について、人道的観点に鑑み、被災地の支援に活用することを決定しました。同基金の活用により、シリア国内の被災された方々が必要とする支援が提供され、この苦境を乗り越える一助となることを期待します。

(参考1)シリアにおける地震被害

 現地時間2月6日、午前4時17分(日本時間午前10時17分)頃、トルコ南東部において発生したマグニチュード7.8の地震により、シリア国内においても死傷者を含む多数の被災民と物的被害が生じた。正確な数字の把握は困難であるが、シリア国内の被害は、死者5,025人、負傷者9,501人に上っている(2月10日時点)(出典:2月10日付WHO flash appeal)。

(参考2)シリア復興信託基金(Syria Recovery Trust Fund: SRTF

 紛争に被災したシリア人の苦痛を緩和させるとともに、紛争終結後のシリアの再建を支援することを目的とし、2013年に設立された。シリア北東部及び北西部において基礎サービス(主として、水、エネルギー、保健等)を提供すると共に、基礎サービスを提供する主体への強化支援を行っている。


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