外務省・新着情報

令和5年2月18日
正面を向き、笑顔で握手を交わす、両大臣の様子
テーブルにつき、会談を行う、両大臣の様子

 現地時間2月18日午後4時05分(日本時間19日午前0時5分)から約25分間、ミュンヘン安全保障会議に出席するためにドイツを訪問中の林芳正外務大臣は、エドガルス・リンケービッチ・ラトビア共和国外相(H.E. Mr. Edgars Rinkēvičs, Minister of Foreign Affairs of Latvia)と会談を行いました。会談の概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、本年G7議長国及び国連安保理非常任理事国を務める日本として、ラトビアと緊密に協力し、ロシアのウクライナ侵略への対応を含め、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に貢献していきたい旨述べました。
  2. ロシアによるウクライナ侵略への対応に関して、林大臣から、日本は厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を実施してきている、また、唯一の戦争被爆国として、ロシアによる核の威嚇、ましてやその使用は断じて受け入れられない旨述べ、両外相は、同志国の結束を維持していく必要があるとの点で一致しました。
  3. 林大臣から、一層厳しさを増す国際安全保障環境を踏まえ、我が国が昨年末に新たな国家安全保障戦略を策定したことについて説明し、リンケービッチ外相から同戦略を歓迎する旨表明されました。両外相は、東シナ海及び南シナ海情勢、経済的威圧を含む経済安全保障上の課題への対応、不透明・不公正な開発金融、本18日のICBM級弾道ミサイルの発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連の機能強化などについて意見交換を行い、引き続き連携していくことを改めて確認しました。
  4. 林大臣から、日ラトビア間での、エネルギー、連結性等の分野での協力の進展や、昨年締結された二国間のワーキング・ホリデー協定を通じた人的交流の活性化を期待する旨述べ、両外相は、経済や人的交流の分野で両国の連携を一層推進していくことで一致しました。また、日本で開催予定の次回日バルト協力対話を有意義なものとすべく協力していくことで一致しました。

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