外務省・新着情報

令和5年2月20日
東京グローバルダイアログで、林外務大臣が講演している様子
林外務大臣の講演が行われている会場の様子

 2月20日午後、日本国際問題研究所主催の「第4回東京グローバル・ダイアログ」(テーマは「ポスト冷戦の終わりと米国主導の国際秩序の行方」)に、岸田文雄内閣総理大臣及び林芳正外務大臣が出席したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理大臣は、挨拶において、G7議長国として、また、国連安保理非常任理事国として、ロシアによる侵略と戦うウクライナへの支援、力による一方的な現状変更の試みを拒否し、法の支配に基づく国際秩序を堅持するための取組、更に核軍縮を始め国際社会が直面する諸課題の解決を主導していく考えを述べました。こうした考えの下、岸田総理は、今般、新たに55億ドルの追加財政支援を行う旨表明するとともに、G7首脳が、引き続き結束してウクライナ侵略に対応すべく、侵略開始から1年を迎える24日に、ゼレンスキー大統領も招いて、G7首脳テレビ会議を主催すると述べました。
  2. また、林外務大臣は、「新たな時代に向けた、きめ細やかな日本外交の展開」と題した講演を行いました。講演では、ポスト冷戦期後の新たな時代に国際社会が直面する課題の具体像を述べた上で、日本の歴史と経験に根ざしたきめ細やかな外交の展開、及びその具体例としての法の支配に基づく国際秩序の堅持、グローバルな諸課題への対応、そして「自由で開かれたインド太平洋」の実現をそれぞれ進めていく決意を述べました。

[参考1]第4回東京グローバル・ダイアログ
 (公財)日本国際問題研究所が主催し、2月20日から21日にかけて開催する国際シンポジウム。第4回東京グローバル・ダイアログに関する国際問題研究所HPリンクはこちら別ウィンドウで開く

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