外務省・新着情報

令和5年2月23日
正面を向き、笑顔で写真撮影に応じる、両大臣の様子
テーブルにつき、会談を行う、両大臣の様子

 現地時間2月23日午前11時40分(日本時間24日午前1時40分)から約35分間、ウクライナに関する国連総会緊急特別会合及び安保理閣僚級討論に出席するため米国・ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、ラスティスラウ・カーチェル・スロバキア共和国外務・欧州問題大臣(H.E. Mr. Rastislav KÁČER, Minister of Foreign and European Affairs of the Slovak Republic)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、本年がスロバキアの建国30周年及び日スロバキア外交関係開設30周年の節目であることに触れ、基本的価値を共有する重要なパートナーであるスロバキアと幅広い分野での協力を深化させたい旨述べました。
  2. 林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略を受け、同侵略が長期化する中、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向けた同志国間の連携がこれまで以上に重要である旨述べるとともに、日本は唯一の戦争被爆国として、ロシアによる核の威嚇、ましてやその使用は断じて受け入れられない旨述べました。また、林大臣から、ウクライナ隣国として、避難民受入れや軍事支援等スロバキアの継続的な支援に敬意を表するとともに、我が国のウクライナ及び周辺国等への支援を説明し、両大臣は、制裁の効果的な実施やウクライナ復興支援においても、引き続き協力していくことで一致しました。
  3. 林大臣から、厳しい安全保障環境の下、我が国が昨年末に新たな国家安全保障戦略を策定したことについて説明し、カーチェル大臣から同戦略を歓迎する旨表明されました。
  4. 両大臣は、東シナ海・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連の機能強化、現在スロバキアがV4の議長国を務めていることを踏まえ「V4+日本」協力などについて意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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