外務省・新着情報

令和5年2月23日
アムプラトゥン=サルポン・ガーナ共和国外務・地域統合副大臣と林外務大臣
林外務大臣とアムプラトゥン=サルポン・ガーナ共和国外務・地域統合副大臣との会談

 現地時間2月23日午前9時20分(日本時間23日午後11時20分)から約20分間、ウクライナに関する国連総会緊急特別会合及び安保理閣僚級討論出席のため米国・ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、クワク・アムプラトゥン=サルポン・ガーナ共和国外務・地域統合副大臣(Hon. Mr. Kwaku AMPRATWUM-SARPONG, Deputy Minister for Foreign Affairs and Regional Integration)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、日ガーナ関係を更に発展させたい旨述べた上で、ガーナによる債務措置に係る「共通枠組」への要請に関し、スピード感のあるタイムラインでプロセスを実施する重要性について認識し、迅速な債務再編に向けて他の債権国と連携していく旨述べました。これに対し、アムプラトゥン=サルポン副大臣から、日本のこれまでの支援に感謝するとともに、両国の関係の更なる強化を目指したい旨述べました。
  2. 両者は、国際社会の諸問題に関する連携強化に向けて意見交換を行いました。林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に関連して、特に力による一方的な現状変更は世界のどこであれ認められないこと、また、ロシアの核の威嚇は断じて受け入れられず、ましてやその使用はあってはならない旨強調しました。これに対し、アムプラトゥン=サルポン副大臣から、他国の領土一体性や平和と安全を損ねる動きは受け入れられず、ウクライナを支援していきたい旨述べました。
  3. 両者は、国連の機能強化の必要性について議論し、特に安保理改革について、林大臣から、共にモメンタムを高めたい旨述べました。また、林大臣から、日本が議長国を務めるG7広島サミットでは、国際社会の幅広い声も踏まえながら、地球規模の課題などへのG7としての対応を主導していく旨発言しました。これに対し、アムプラトゥン=サルポン副大臣から、安保理改革に関し、安保理が国際の平和と安全のためによりよく機能するよう、両国で協力していきたい旨述べました。
  4. また、両者は、東・南シナ海情勢や、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応について意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

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