外務省・新着情報

令和5年2月23日
正面を向き、笑顔で写真撮影に応じる、両大臣の様子
着席し、会談を行う、両大臣の様子

 現地時間2月23日午後2時55分(日本時間24日午前4時55分)から約20分間、ウクライナに関する国連総会緊急特別会合及び安保理閣僚級討論に出席するため米国・ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、ホセ・マヌエル・アルバレス・スペイン王国外務・EU・協力相(H.E. Mr. José Manuel ALBARES, Minister for Foreign Affairs, European Union and Cooperation of the Kingdom of Spain)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、日本は本年G7議長国及び安保理非常任理事国を務め、スペインは本年後半にEU議長国を務めることを踏まえ、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くため、よく連携していきたい旨述べ、アルバレス外相から、両国の連携を歓迎する旨述べました。
  2. ロシアによるウクライナ侵略への対応に関して、両大臣は、侵略が長期化する中、同志国で結束して厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していくことの重要性を確認しました。また、林大臣から、日本は、唯一の戦争被爆国として、ロシアによる核の威嚇、ましてやその使用は断じて受け入れられない旨述べ、アルバレス外相との間でこの点につき認識を共有しました。
  3. 林大臣から、一層厳しさを増す国際安全保障環境を踏まえ、我が国が昨年末に新たな国家安全保障戦略を策定したことについて説明し、アルバレス外相は同戦略を歓迎しました。
  4. 両大臣は、東シナ海及び南シナ海情勢、経済的威圧を含む経済安全保障上の課題への対応、不透明・不公正な開発金融、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連の機能強化などについて意見交換を行い、引き続き連携していくことを改めて確認しました。

発信元サイトへ