外務省・新着情報

令和5年2月23日
正面を向き、笑顔で写真撮影に応じる、両大臣の様子
着席し、会談を行う、両大臣の様子

 現地時間2月23日午後4時30分(日本時間24日午前6時30分)から約30分間、ウクライナに関する国連総会緊急特別会合及び安保理閣僚級討論に出席するため米国・ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、シーヤールトー・ペーテル・ハンガリー外務貿易大臣(H.E. Mr. Péter SZIJJÁRTÓ, Minister of Foreign Affairs and Trade of Hungary)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、日本とハンガリーは、150年以上に亘る歴史的な良好関係を享受しており、新型コロナを乗り越え、交流が再び活発化していることを嬉しく思う旨述べました。
  2. ロシアによるウクライナ侵略への対応に関して、林大臣から、同侵略が長期化する中、国際社会が結束して厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続し、力による一方的な現状変更は許されないとの声を国際社会が一致して上げることが重要である旨強調しました。 また、林大臣から、日本は唯一の戦争被爆国として、ロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられず、ましてやその使用はあってはならない旨述べ、両大臣は、ウクライナ情勢をめぐる対応において、引き続き連携していくことを確認しました。
  3. 林大臣から、一層厳しさを増す国際安全保障環境を踏まえ、我が国が昨年末に新たな国家安全保障戦略を策定したことについて説明しました。
  4. 両大臣は、東シナ海及び南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連の機能強化、「V4+日本」協力などについて意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。
  5. 林大臣から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃に向けたハンガリーの協力を改めて求めました。

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