外務省・新着情報

令和5年2月23日
正面を向き、笑顔で握手を交わす、両大臣の様子
着席し、会談を行う、両大臣の様子

 現地時間2月23日午後5時20分(日本時間24日午前7時20分)から約25分間、ウクライナに関する国連総会緊急特別会合及び安保理閣僚級討論に出席するため米国・ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、イアン・ボージュ・マルタ共和国外務・欧州・貿易相(H.E. Dr. Ian BORG, Minister for Foreign and European Affairs and Trade of the Republic of Malta)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、昨年、故安倍晋三国葬儀への参列について謝意を表明し、マルタの国連安保理での議長としてのリーダーシップに敬意を表する旨述べるとともに、ロシアによるウクライナ侵略に直面する中、法の支配に基づく国際秩序を維持・強化すべく緊密に連携していきたい旨述べました。
  2. 両外相は、2020年の在京マルタ大使館の開設、2023年度中に予定されている兼勤駐在官事務所の開設を踏まえ、基本的価値を共有するパートナーとして二国間の連携を一層強化していくことで一致しました。
  3. ロシアによるウクライナ侵略に関して、両外相は、同志国で結束して厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していくことの重要性を確認しました。
  4. 林大臣から、一層厳しさを増す国際安全保障環境を踏まえ、我が国が昨年末に新たな国家安全保障戦略を策定したことについて説明し、ボージュ外相から同戦略への理解が表明されました。
  5. 両大臣は、東シナ海及び南シナ海情勢、経済的威圧を含む経済安全保障上の課題への対応、不透明・不公正な開発金融、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連の機能強化などについて意見交換を行い、引き続き連携していくことを改めて確認しました。

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