外務省・新着情報

令和5年2月23日
向かい合い、握手を交わす、両大臣の様子
着席し、会談を行う、両大臣の様子

 現地時間2月23日午後6時20分(日本時間24日午前8時20分)から約30分間、ウクライナに関する国連総会緊急特別会合及び安保理閣僚級討論に出席するため米国・ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、アントニオ・タヤーニ・イタリア共和国副首相兼外務・国際協力相(H.E. Mr. Antonio TAJANI, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Italian Republic)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣は、1月の日伊首脳会談で両国関係が戦略的パートナーに格上げされたことをうれしく思う旨述べ、イタリアがインド太平洋地域への関与を高めていることを歓迎しました。両外相は、戦略的パートナーである日伊両国の関係を安全保障、経済、文化など幅広い分野で一層強化していく点で一致しました。
  2. ロシアによるウクライナ侵略への対応に関して、両外相は、同志国で結束して厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していくことの重要性を確認しました。
  3. 林大臣から、一層厳しさを増す国際安全保障環境を踏まえ、我が国が昨年末に新たな国家安全保障戦略を策定したことについて説明し、タヤーニ外相から同戦略を歓迎する旨表明されました。
  4. 両外相は、東シナ海及び南シナ海情勢、経済的威圧を含む経済安全保障上の課題への対応、不透明・不公正な開発金融、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連の機能強化などについて意見交換を行い、引き続き連携していくことを改めて確認しました。

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