外務省・新着情報

令和5年2月24日

 2月24日(現地時間23日)、コモロ連合のアンジュアン島において、髙久芳樹在コモロ連合日本国大使館参事官(マダガスカルにて兼轄)と、ドイヒール・ドゥルカマル外務・国際協力大臣ディアスポラ・フランコフォニー担当(H.E. Mr. Dhoihir DHOULKAMAL, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation in charge of Diaspora and Francophony)との間で、供与限度額3億円の無償資金協力「経済社会開発計画」(廃棄物処理関連機材供与)に関する書簡の交換が行われました。

  1. コモロでは近年の人口増加に伴い、市役所によるゴミ回収が充分実施できておらず、廃棄物管理は喫緊の問題となっています。また、回収されたゴミは、郊外にある廃棄場に集積されていますが、重機不足により廃棄物管理の効率が悪く、森林伐採による廃棄場の拡大や降雨によるゴミの海への流出などの環境問題が生じています。
  2. この協力は、コモロ政府に対し、廃棄物処理関連機材(エクスカベーター、ゴミ収集車等)を供与することにより、廃棄物管理能力向上を通じた環境保護の改善を図り、もって社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与するものです。
  3. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「廃棄物管理を含む公衆衛生改善の推進」に取り組むことを表明しており、この協力は、同表明を具体化するものです。
(参考)コモロ連合基礎データ

 コモロ連合の面積は約2,236平方キロメートル(東京都とほぼ同じ)、人口89万人(2021年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,460米ドル(2021年、世界銀行)。


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