外務省・新着情報

令和5年3月3日

 3月2日(現地時間同日)、シエラレオネ共和国の首都フリータウンにおいて、望月寿信駐シエラレオネ共和国日本国特命全権大使(ガーナにて兼轄)とデイヴィッド・ジョン・フランシス・シエラレオネ共和国外務・国際協力大臣(H.E. Prof. David John Francis, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation, Republic of Sierra Leone)との間で、2021年3月22日に署名・交換済みの無償資金協力「フリータウンにおける子ども病院強化計画」(23.83億円)について、ウクライナ情勢等に起因した急激な物価高騰の事情から、贈与限度額を25.68億円に変更することに関する書簡の交換が行われました。

  1. 本計画は、シエラレオネの首都フリータウンにおいて、国内唯一の小児専門病院である子ども病院を移転し、新たに施設建設及び機材整備を実施することにより、一般外来患者の受入、緊急治療、集中治療等の小児医療サービスの質の向上を図り、もって5歳未満児死亡率をはじめとする保健指標の改善及び同国の社会基盤の強化に寄与することが期待されます。
  2. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の推進及び医療保障制度の整備・強化を表明しており、この計画は同表明を具体化するものです。
(参考)シエラレオネ共和国基礎データ

  シエラレオネ共和国の面積は約7万1,740平方キロメートル(日本の約5分の1)、人口814万人(2021年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は510米ドル(2021年、世界銀行)。


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