外務省・新着情報

令和5年3月8日

 3月6日、東京において、海部篤外務省軍縮不拡散・科学部長及びフランソワ・ジャック仏原子力・代替エネルギー庁長官(Mr.François JACQ, Chairman and Exective Officer, Alternative Energies and Atomic Energy Commission(CEA))の共同議長の下、原子力エネルギーに関する日仏委員会第11回会合が開催されました。

  1. 今回の会合では、両国の原子力エネルギー政策、研究開発、高速炉・革新炉(特に、SMR(小型モジュール炉))、原子力安全協力、核セキュリティ、緊急事態対応、核燃料サイクル施設におけるバックエンド、最終処分、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉の現状、ALPS処理水の海洋放出等の原子力エネルギーに関する幅広い分野について有意義な意見交換が行われました。
  2. ジャック長官一行は、3月7日、東京電力福島第一原子力発電所を訪問し、同原発の廃炉作業の状況やALPS処理水の海洋放出の準備状況について視察しました。ALPS処理水の海洋放出について、フランス側は、IAEAのレビューや国際的な原子力安全と放射線防護の基準の遵守に係る日本の取組への支持を表明しました。
(参考)原子力エネルギーに関する日仏委員会

 平成23年10月の日仏首脳会談の際に発表された原子力及びエネルギー政策に関する日仏首脳共同宣言の中で、原子力エネルギーに関する全ての分野における二国間協力を強化するために、両国の関係する当事者によって構成される委員会を設立することが決定された。第1回会合は平成24年2月に東京で開催され、前回の第10回会合は令和3年1月にオンラインで開催された。


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