外務省・新着情報

令和5年3月13日

 3月10日(現地時間同日)、エチオピア連邦民主共和国の首都アディスアベバにおいて、伊藤恭子駐エチオピア連邦民主共和国日本国特命全権大使とセメリタ・サワソ財務国務大臣(H.E. Ms. Semereta Sewasew, State Minister of Finance, the Federal Democratic Republic of Ethiopia)との間で、供与限度額26.15億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。 

  1. エチオピアの安全な水へのアクセス率は、サブサハラアフリカの平均と比較しても、依然として低い水準にとどまっています。特に本事業が対象とするオロミア州は人口増加に伴い給水需要が高まる一方で、給水施設の建設が需要に追い付いていないため、安全な水へのアクセス率は特に低い状況です。また、安全な水の供給が不十分なため、水因性疾患の患者が多く発生するなど、健康への影響も懸念されています。
  2. 本事業は、同州の6つの小都市において深井戸や導水管を整備し、学校や保健施設における安全な水を確保することによって、住民の安全な水へのアクセス率向上を図り、ひいては、水因性疾患や下痢症発症の減少による健康・栄養状態の改善に寄与することが期待されます。
  3. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、上下水道整備・管理能力強化を支援することを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)エチオピア連邦民主共和国基礎データ

 GDP:1,112億米ドル(2021年:世銀)
 GDP成長率:6.1%(2020年:世銀)
 面積:109.7万平方キロメートル
 人口:約1億1,787万人(2021年:世銀)


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