外務省・新着情報

令和5年3月13日

 3月5日から同7日まで、林克好外務省参与(前駐イエメン大使)は、オマーンを訪問し、ムハンマド・アブデッサラーム・ホーシー派報道官(Mr. Mohammed Abdulsalam, Spokesman for the Houthis)を始めとするイエメン紛争関係者及びハリーファ・アル・ハールシー・オマーン国外交担当外務次官(H.E. Sheikh Khalifa bin Ali bin Issa Al Harthy, Undersecretary of the Ministry of Foreign Affairs for Diplomatic Affairs, the Sultanate of Oman)と個別にイエメン情勢に関する協議を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 今回の協議では、林参与から、残念ながら昨年10月にイエメンにおける停戦が延長されなかったものの、日本政府は、紛争当事者の努力により小康状態が継続しており、オマーンの仲介によりサウジアラビア及びホーシー派の対話が継続していることを歓迎する旨述べるとともに、イエメンにおける停戦再開及び恒久的和平の実現に向けたオマーンの努力を高く評価する旨述べました。
  2. また、林参与は、ホーシー派に対し、イエメンにおける恒久的和平の実現に向けた紛争当事者間の対話が進展することを強く期待する旨述べ、停戦の再開及びイエメンにおける平和と安定の実現に向けた政治的解決を働きかけました。
  3. 日本政府は、国連及び関係国と連携しながら、必要な支援の提供及び外交努力を通じ、イエメンにおける平和と安定の実現に向け、引き続き積極的に取り組んでいく考えです。

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