外務省・新着情報

令和5年3月14日

 3月14日(現地時間13日)、マラウイ共和国の首都リロングウェにおいて、大矢洋一マラウイ共和国駐箚特命全権大使と、ソステン・グウェングウェ・マラウイ共和国財務・経済大臣(Sosten Alfred Gwengwe, Minister of Finance and Economic Affairs, Republic of Malawi)との間で、以下の2件の無償資金協力(合計40億2,000万円)に関する書簡の交換が行われました。

  1. 「リロングウェ市幹線道路改修計画」(供与限度額33億7,000万円(当初の供与限度額30億9,900万円+追加贈与額2億円7,100万円))
     この計画は、ナカラ回廊のリロングウェ市内における国道1号線において、橋梁の架け替え及び2車線から4車線への道路拡幅を行うことにより、市内の交通混雑の改善を図るもので、今般追加贈与を行うものです。この協力により、ナカラ回廊の物流の円滑化を通じて経済活動が活性化され、同国の都市化を念頭においた成長の基盤整備に寄与することが期待されます。
  2. 「経済社会開発計画」(農業肥料供与)(供与限度額:6億5,000万円)
     この計画は、マラウイ政府に対し、肥料を供与することにより、ウクライナ情勢の影響により、価格が世界的に高騰した肥料の購入に支障を来している同国の食料安全保障の改善を図るものです。この協力により、社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与することが期待されます。
     我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、人々の生活を守り強靱で持続可能な社会を実現するため、食料危機への対応と持続可能な農業生産を支援することを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)マラウイ共和国基礎データ

 マラウイ共和国の面積は約11.8万平方キロメートル(日本の約1/3)、人口約1,965万人(2021年:世銀)、一人あたりGNI(国民総所得)は約630米ドル(2021年、世銀)。


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