外務省・新着情報

令和5年3月14日
中南米大使会議の会議室内全体の様子
中南米大使会議で発言する、林大臣の様子(正面から撮影)

 3月14日午後6時15分から約1時間、林芳正外務大臣は、令和4年度中南米大使会議に出席し、参加した大使と意見交換を行ったところ、概要以下のとおりです。

  1. 令和4年度中南米大使会議は、3月14日から15日の日程で、中南米地域の駐在大使等による出席の下、対面で開催されています。
  2. 林大臣からは、概要以下のとおり述べました。
  • (1)中南米地域は、我が国と基本的価値や原則を共有し、経済面でも重要であり、国際場裡においても存在感のある活発なパートナーです。
    中南米とは長年の信頼に基づく友好関係がありますが、特別な関係を当然視せず、不断の積み上げ努力が求められています。こうした認識の下、就任以降、対面や電話での会談を重ね、先般1月の訪問でも、各国首脳や外相とじっくり議論し、法の支配の擁護等のための「連帯の輪」を広げることを呼びかけてきました。
  • (2)また、食料、資源を含めた中南米地域のポテンシャル、重要性を踏まえたサプライチェーンの強靱化に係る取組や日系企業への進出支援、また、コロナ禍からの回復過程にあって、人的往来も増加傾向にありますが、邦人保護にもしっかり取り組んでいただきたいです。
  • (3)我が国の中南米外交において、世界最多の約230万人の日系人の方々が築き上げられた日本への信頼はかけがえのない資産です。私(大臣)は、年初の中南米訪問の際に日系社会の方々と意見交換を行い、今こそ、重要な外交資産である日系社会との絆を強固にするための施策が必要であると確信しました。本年、新たに設置した「中南米日系社会連携推進室」も活用し、日系社会の期待に応え、日本の存在も高める取組を拡充していただきたいと考えます。

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