外務省・新着情報
令和5年3月29日
3月29日、午後3時30分から約25分間、林芳正外務大臣は、ジャレッド・ポリス米国コロラド州知事（The Honorable Jared Polis, Governor of the State of Colorado, United States of America）による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、ポリス知事から、昨28日に重要鉱物のサプライチェーン強化に関する日米協定が署名されたことについて祝意が示されるとともに、インフレ削減法のEV税制優遇措置の対象に日本が含まれることへの支持が表明されました。林大臣からは、知事の訪日を歓迎した上で、日・コロラド州経済関係の強化への取組に謝意を述べつつ、更なる日米の関係強化に向けた同知事との協力への期待を述べました。
- 両者は、宇宙、先端医療、再生可能エネルギーといった分野における日・コロラド州間の経済関係について意見交換を行いました。林大臣が、宇宙産業の集積地であるコロラド州に多くの日本企業が進出していることに言及するとともに、1月に署名した「日・米宇宙協力に関する枠組協定」の下で、日米の宇宙協力が更に強力に進むことを期待している旨述べたのに対し、先方から、コロラド州における宇宙シンポジウムの開催を含め、日米協力を推進していきたいとの意欲が示されました。
- 両者は、インド太平洋地域の地域情勢についても意見交換を行いました。この中で、林大臣からは、インド太平洋経済枠組み（IPEF）への日本の支持及びTPPについての我が国の立場を伝えたのに対し、先方から好意的な反応がありました。