外務省・新着情報

令和5年4月2日
会談を前に、王毅主任と握手する林外務大臣
林外務大臣が、王毅主任と懇談している様子

 中国・北京を訪問中の林芳正外務大臣は、現地時間4月2日、午後5時30分から、王毅(おう・き)中国共産党中央外事工作委員会弁公室主任と会談(約30分)及び夕食会(約70分)を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、現在日中関係は様々な可能性とともに、数多くの課題や懸案にも直面しており、日中関係は重要な局面にある、そうした中、日中首脳間の共通認識である「建設的かつ安定的な関係の構築」という大きな方向性を双方の努力で実現していきたい旨述べ、王毅主任からも同様の考えが示されました。
  2. 林大臣から、尖閣諸島を巡る情勢を含む東シナ海情勢等に対する深刻な懸念を伝達し、中国における邦人拘束事案について我が国の厳正な立場を改めて強く申し入れるとともに、経済・人的交流を進めていく上で、日本人や日系企業が中国において安心して活動できる環境が極めて重要である旨指摘しました。
  3. 夕食会を含め、北朝鮮を含む国際情勢について率直な意見交換を行いました。
  4. 双方は、引き続き首脳・外相レベルを含め、あらゆるレベルで意思疎通を行っていくことで一致しました。

発信元サイトへ