外務省・新着情報

令和5年4月4日
会合を前に、ドムブロウスキス欧州委員会上級副委員長兼貿易担当欧州委員と握手する林外務大臣
日EU・EPA合同委員会第4回会合が行われている会場の様子

 現地時間4月4日午前10時(日本時間午後5時)から約50分、ベルギーを訪問中の林芳正外務大臣は、日EU経済連携協定(日EU・EPA)に基づき設置された合同委員会の第4回会合に出席したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 今回の会合では、日本側は林芳正外務大臣が、EU側はヴァルディス・ドムブロウスキス欧州委員会上級副委員長兼貿易担当欧州委員(Mr. Valdis Dombrovskis, Executive Vice President of the European Commission for an Economy that Works for People, European Commissioner for Trade)が、共同議長を務め、両政府の関係者が出席しました。
  2. 今回の会合では、双方により採択された議題に基づき、2019年2月に発効した日EU・EPAの適正かつ効果的な運用を確保するための議論が行われました。その中で、両共同議長は、電子データの自由な流通に関する規定を同協定に含めるための交渉の進展を確認するとともに、地理的表示(GI)や規制協力、政府調達、貿易と持続可能な開発の分野に係る進捗を確認しました。
    また、林大臣から、EUによる日本産食品等に対する輸入規制の早期撤廃を改めて強く要請しました。
  3. さらに両者は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序が挑戦を受ける中、基本的価値を共有する日EU間の連携の重要性は益々増しているとしつつ、経済安全保障分野等、国際社会が直面する諸課題に対して同志国・機関間で連携していくことの重要性を確認しました。

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