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令和5年4月4日
表敬を前に、ペーニャ・ドミニカ共和国副大統領と握手する岸田総理大臣 表敬を受ける岸田総理(写真提供:内閣広報室)
岸田総理大臣が、ペーニャ・ドミニカ共和国副大統領と会談している様子 表敬を受ける岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 4月4日、午後6時10分から約25分間、岸田文雄内閣総理大臣は、実務訪問賓客として訪日中のラケル・ペーニャ・ロドリゲス・ドミニカ共和国副大統領(H.E. Ms. Raquel PEÑA RODRÍGUEZ, Vice President of the Dominican Republic)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ペーニャ副大統領の訪日を歓迎するとともに、ドミニカ共和国は重要なパートナーであり、来年に外交関係樹立90周年を迎える関係を一層発展させたい旨述べました。これに対し、ペーニャ副大統領から、今回の温かいおもてなしに感謝しつつ、重要なパートナーである日本との間で、今後も様々な分野において二国間関係を一層発展させていきたい旨述べつつ、アビナデル大統領から岸田総理大臣をドミニカ共和国に招待する旨の親書が手交されました。
  2. 岸田総理大臣から、ドミニカ共和国における日系人社会に係るアビナデル現政権による尽力に感謝の意を表明し、引き続きの支援を要請しました。また、岸田総理大臣から、今般、日本は、円借款による固形廃棄物管理改善のための支援を行うことを決定した旨述べました。ペーニャ副大統領からは、ドミニカ共和国の発展にも貢献している日系人社会に引き続き配慮していきたい旨述べるとともに、日本からの支援に対して深甚なる謝意表明がありました。
  3. また、岸田総理大臣から、ドミニカ共和国が参加する地域協力枠組み「民主主義開発同盟」の取組を評価するとともに、日本の推進する「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」に係る協力について、ドミニカ共和国とも連携していきたい旨述べたのに対し、ペーニャ副大統領は、FOIPに対する賛意を表明し、日本のイニシアティブを歓迎する旨述べました。さらにペーニャ副大統領から、ハイチの深刻な状況について説明した上で、日本を始めとした国際社会による協力の要請があったのに対し、岸田総理大臣から、我が国としてハイチの状況を巡る懸念を共有しており、国連安保理を含め国際場裡で協力を進めていきたい旨述べました。
  4. 双方は、東アジア、ウクライナ及びハイチを含む地域情勢並びに核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等について意見交換し、これらを含め、国際場裡において連携していくことで一致しました。

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