外務省・新着情報

令和5年4月4日
会談を前に、ベルギーのラビブ外相と握手する林外務大臣
日・ベルギー外相会談が行われている様子

 現地時間4月4日11時30分(日本時間4日18時30分)から約30分間、NATO外相会合に出席するためベルギー・ブリュッセルを訪問中の林芳正外務大臣は、ハジャ・ラビブ・ベルギー王国外務・欧州問題・対外貿易・連邦文化施設相(H.E. Ms. Hadja LAHBIB, Minister of Foreign Affairs, European Affairs and Foreign Trade and the Federal Cultural Institutions of the Kingdom of Belgium)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、ラビブ外相からベルギー訪問を歓迎する旨述べ、林大臣からは、昨年 12 月の東京での会談に続き、今般ベルギーで会談することができ、うれしく思う旨述べました。両外相は、基本的価値を共有する戦略的パートナーとして、ロシアによるウクライナ侵略への対応や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて緊密に連携していくことで一致しました。
  2. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略に関し、同志国が結束して対露制裁とウクライナ支援を継続することが重要であり、グローバル・サウスも含めた国々へのアウトリーチを強化していく必要がある点について認識を共有しました。
  3. また、両外相は、東シナ海及び南シナ海情勢、経済的威圧を含む経済安全保障上の課題への対応、不透明・不公正な開発金融、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応などについて意見交換を行い、引き続き連携していくことを改めて確認しました。
  4. 林大臣から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃に向けたベルギーの協力を改めて求めました。

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