外務省・新着情報

令和5年4月4日
正面を向き、握手を交わす、両外相の様子
テーブルにつき、会談を行う、両外相の様子

 現地時間4月4日午後6時35分(日本時間5日午前1時35分)から約20分間、NATO外相会合に参加するためベルギーを訪問中の林芳正外務大臣は、ズビグニェフ・ラウ・ポーランド共和国外務大臣(H.E. Prof. Zbigniew RAU, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Poland)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林外務大臣から、昨年4月の総理特使としてのワルシャワ訪問以来、再会を嬉しく思う、3月の岸田総理の貴国訪問時の、ドゥダ大統領及びモラヴィエツキ首相の歓迎に感謝したい旨述べました。
  2. 林外務大臣から、ポーランドは基本的価値を共有する戦略的パートナーであり、ロシアによるウクライナ侵略への対応や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて引き続き緊密に連携していきたい旨述べました。また、唯一の戦争被爆国としてロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられず、ましてやその使用はあってはならない旨述べました。
  3. ラウ外相からは、岸田総理大臣のポーランド訪問を高く評価するとした上で、ポーランドへのODA供与決定に感謝すると述べました。また、二国間関係については、幅広い分野で二国間協力が進んでいることを喜ばしく思う、ウクライナ情勢を始めとする国際社会の諸課題についてもG7議長国である日本と引き続き連携していきたいと述べました。
  4. そのほか、両外相は東アジア情勢についても意見交換を行い、東・南シナ海における力による一方的な現状変更の試みについて連携して対応していくことで一致しました。また、経済的威圧を含む経済安全保障上の課題に対する連携を確認しました。さらに、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、緊密に連携していくことを確認しました。

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