外務省・新着情報

令和5年4月4日
握手する両外相
日・ウクライナ外相会談

 現地時間4月4日午後7時35分(日本時間5日午前2時35分)から約20分間、NATO外相会合に参加するためベルギーを訪問中の林芳正外務大臣は、ドミトロ・クレーバ・ウクライナ外務大臣(H.E. Mr. Dmytro KULEBA, Minister for Foreign Affairs of Ukraine)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、3月の岸田文雄内閣総理大臣のウクライナ訪問では、ウクライナとの連帯を強調するとともに、厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を通じ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くとのG7の決意を示すことができた旨述べました。クレーバ外相から、岸田総理のウクライナ訪問は極めて象徴的でウクライナ及び国際社会への重要なメッセージに なった旨述べました。
  2. 林大臣から、侵略が長期化する中で、日本ならではの知見を活かしつつ、新たに決定したエネルギー分野を含む包括的な二国間無償資金協力等4.7億ドルの供与及び殺傷性のない装備品の支援に向けて3千万ドルのNATO信託基金への拠出を含め、総額約76億ドルのウクライナ支援を切れ目なく着実に行っていく旨述べました。これに対し、クレーバ外相から、日本のこれまでの 支援に対して深い謝意が表明されました。
  3. 両大臣は、二国間及び国際場裡での協力を一層強化すべく、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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