外務省・新着情報

令和5年4月5日
正面を向き、握手を交わす、両大臣の様子
テーブルにつき、会談を行う、両大臣の様子

 現地時間4月5日午前8時45分(日本時間5日午後3時45分)から約25分間、NATO外相会合に出席するためベルギーを訪問中の林芳正外務大臣は、ニコライ・ミルコフ・ブルガリア共和国外務大臣 (H.E. Mr. Nikolay MILKOV, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Bulgaria)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、来年が日・ブルガリア「3つの周年」(注:参考参照)の節目であることに触れ、基本的価値を共有するパートナーであるブルガリアとの協力を幅広い分野で一層強化していきたい旨述べました。
  2. これに対し、ミルコフ大臣からは、良好な二国間協力が西バルカン協力の分野でも成功裡に展開していることを歓迎する旨述べました。その上で両大臣は、2025年大阪・関西万博の機会も活用しながら、経済関係促進や人的交流の活性化を通じた二国間関係深化を進めることで一致しました。
  3. 両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略について意見交換し、林大臣から、 3月の岸田総理によるウクライナ訪問に触れつつ、唯一の戦争被爆国として、ロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられず、ましてや、その使用はあってはならない旨述べました。両大臣は、引き続き同志国が連携して対応していくことが重要であるとの認識で一致し、日NATO協力の文脈でも緊密に連携していくことを確認しました。
  4. また、両大臣は、東アジア情勢や核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応における連携の重要性を確認しました。さらに、林大臣から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃に向けたブルガリアの協力を求めました。
(参考)日ブルガリア「3つの周年」

 交流開始115周年、外交関係樹立85周年、外交関係再開65周年


発信元サイトへ