外務省・新着情報

令和5年4月5日
正面を向き、握手を交わす、両外相の様子
テーブルにつき、会談を行う、両外相の様子

 現地時間4月5日9時30分(日本時間5日16時30分)から約20分間、NATO外相会合に出席するためベルギー・ブリュッセルを訪問中の林芳正外務大臣は、ジャン・アセルボーン・ルクセンブルク大公国外務・欧州相(H.E. Mr. Jean ASSELBORN, Minister for Foreign Affairs and Europe of the Grand Duchy of Luxembourg)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、昨年のNATO外相会合以来の再会をうれしく思う、国際社会の共通の課題に対処するため、引き続き、ルクセンブルクと緊密に連携していきたい旨述べ、両外相は、航空、宇宙分野を含む様々な分野において、二国間協力を一層進展させていくことで一致しました。
  2. 林大臣から、3月の岸田総理によるウクライナ訪問に触れつつ、唯一の戦争被爆国として、ロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられず、ましてや、その使用はあってはならない旨述べました。両外相は、ロシアによるウクライナ侵略に関し、同志国が結束して対露制裁とウクライナ支援を継続することが重要であり、グローバル・サウスも含めた国々へのアウトリーチを強化していく必要がある点について認識を共有しました。
  3. また、両外相は、東アジア情勢、経済的威圧を含む経済安全保障上の課題への対応、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応などについて意見交 換を行い、引き続き連携していくことを改めて確認しました。
  4. 林大臣から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃に向けたルクセンブルクの協力を求めました。

発信元サイトへ