外務省・新着情報

令和5年4月10日
国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC)を訪問し、オンラインで意見交換を行う武井外務副大臣
国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC)を訪問し、記念撮影を行う武井外務副大臣

 4月6日、武井俊輔外務副大臣は日本がホストし、大阪市に所在する国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC)を訪問し意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 意見交換では、ジャクリーン・アルバレスUNEP化学物質・健康課長及び中村武洋IETCセンター長がオンライン出席のもと、廃棄物・化学物質管理における日本の貢献を評価するとともに、世界的な課題であるプラスチック汚染に関する日本の技術や取組を日本と協力して発信していきたい旨要請がありました。
  2. 武井副大臣から、IETCが設立以来約30年間、廃棄物管理をリードしてきたことを評価しました。現在国連加盟国間で行われているプラスチック汚染に関する条約の議論の中で、プラスチックの汚染対策には廃棄物管理が重要な論点の一つであるため、IETCの知見や技術を反映することを期待する旨述べました。

[参考]国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC
 1992年に大阪市に設立。廃棄物管理に特化した唯一の国際機関として、途上国等に対する、廃棄物管理分野の環境上適正な技術の移転を促進することを目的として活動を実施。途上国での廃棄物の実態調査に取り組み、各国の実情に合った政策の策定を支援し、必要な技術移転を推進してきました。のべ約150か国でのこうした支援の経験も踏まえ、IETCは世界全体の廃棄物管理の現状を取りまとめた「廃棄物管理概況」を作成し、各国での更なる廃棄物管理の改善にも貢献。


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