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令和5年4月11日
交換公文に署名を行う、林大臣とエマニュエル大使の様子
交換公文に署名後、握手を交わす、林大臣とエマニュエル大使の様子
山川理事長から説明を受ける、林大臣とエマニュエル大使の様子

 4月11日、東京において、林芳正外務大臣とラーム・エマニュエル駐日米国大使(The Honorable Rahm Emanuel, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the United States of America to Japan)との間で、日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の火星衛星探査計画に関する交換公文の署名が行われました。

  1. 同交換公文は、火星衛星の起源を明らかにすることを目的とした、火星圏からのサンプルを地球へ持ち帰る火星衛星探査計画(Martian Moons eXploration:MMX)に関する日米間の協力を行うための国際約束です。
  2. 署名式において、林外務大臣は、日米間の宇宙協力は力強く進展しており、アルテミス計画の下でも、月面探査車の開発が控えている旨述べました。これに対し、エマニュエル大使からは、自分の着任以来、2030年までの国際宇宙ステーション運用延長、月周回有人拠点「ゲートウェイ」のための日米間の協力、日米宇宙協力に関する枠組協定に関する署名等、宇宙分野における両国の協力関係が拡大していることを嬉しく思う旨発言がありました。
  3. また、ビル・ネルソン米国航空宇宙局(NASA)長官から、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とは宇宙協力における長い歴史があり、宇宙探査についても協力して進めていく、引き続き、太陽系や宇宙の神秘に関する知識を深めていきたい旨のビデオメッセージが流されました。また、山川宏JAXA理事長から、MMXの模型を用いた本協力の概要説明や関係者への謝意が述べられました。

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