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令和5年4月12日
グロッシーIAEA事務局長とのテレビ会談で、林外務大臣が発言を行っている様子
グロッシーIAEA事務局長とテレビ会談を行っている林外務大臣

 4月12日、午後4時30分から約30分間、林芳正外務大臣は、ラファエル・マリアーノ・グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務局長(H.E. Mr. Rafael Mariano Grossi, Director General of the International Atomic Energy Agency)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、我が国は一貫してグロッシー事務局長の取組を高く評価しており、引き続き共に取り組んでいきたい旨述べました。
  2. また、林大臣から、ロシアの侵略により、ウクライナの原子力安全及び核セキュリティが深刻な脅威にさらされていることに強い懸念を抱いており、引き続きIAEAの取組を支持していく旨述べました。また、両者は、イラン及び北朝鮮の核問題や原子力の平和的利用といった諸課題についても議論し、日・IAEA間で緊密に連携していくことを確認しました。
  3. さらに、林大臣から、ALPS処理水の安全性・規制面のレビュー等のIAEAの諸活動に謝意を述べ、我が国は、国際社会のより一層の理解を得るべく、ALPS処理水に関する誠実かつ透明性のある対応を継続していく旨述べました。
(参考1)国際原子力機関(IAEA)概要

 IAEAは、原子力の平和的利用の推進及び原子力の核兵器への転用防止のための保障措置の実施を任務として1957年7月に設立された国際機関。加盟国は176か国(2023年1月現在)。

(参考2)グロッシーIAEA事務局長(略歴)

 1985年 アルゼンチン共和国外務省入省
 2002年から2007年 化学兵器禁止機関(OPCW)官房長
 2010年から2013年 IAEA官房長
 2013年から2019年 駐ウィーン・アルゼンチン共和国大使
 2014年から2015年 原子力供給グループ(NSG)議長
 2017年から2019年 2020年NPT運用検討会議議長候補
 2019年12月から現在 IAEA事務局長


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