経産省・新着情報

2023年4月21日

経済産業省及び日本貿易振興機構(ジェトロ)は、日本企業・スタートアップの海外でのオープンイノベーションを加速するため、シンガポール政府機関等との共催で、シンガポールにおいて第1回「日シンガポール・ファストトラック・ピッチ」を開催しました。

1.概要

経済産業省及び日本貿易振興機構(ジェトロ)は、シンガポールの政府系機関等との共催で、シンガポールにおいて第1回「日シンガポール・ファストトラック・ピッチ(以下「ファストトラック・ピッチ」という。)」を4月20日に開催しました。
当日は、200名以上の会場参加者と、200名以上のオンライン参加者を前に、日本企業及び在シンガポールのグローバル企業8社から提示されたオープンイノベーション・チャレンジに対し、日本及びシンガポールをはじめとする22社のスタートアップが提案をプレゼンしました。
プレゼンに先立ち、西村康稔経済産業大臣及びタンシーレン・シンガポール貿易産業大臣が、ビデオメッセージで開会の挨拶を行い、両国間でのイノベーション創出に向け、協力強化の重要性を発信しました。

2.スタートアップによるピッチセッション

募集期間を通じて、日本企業4社、在シンガポールのグローバル企業4社のチャレンジオーナーが提示したチャレンジに対して、全世界から140件以上の応募がありました。本ピッチセッションでは、この中から各チャレンジオーナーによってファイナリストとして選ばれた以下の22社のスタートアップが、各社の提案をプレゼンしました。

チャレンジオーナー別のファイナリストスタートアップチャレンジオーナー別のファイナリストスタートアップチャレンジオーナー別のファイナリストスタートアップチャレンジオーナー別のファイナリストスタートアップ

各チャレンジの内容及びファイナリストのスタートアップの詳細については、以下のジェトロの特設ウェブサイトを参照ください。

3.ネットワーキングセッション

ピッチイベントの会場では、チャレンジオーナー、スタートアップ、VC、アクセラレータ―、政府系支援機関、共催機関等との間で、活発なネットワーキングが行われました。

4.日ASEAN共創ファストトラック・イニシアティブについて

今後の世界経済を牽引する成長センターとなるASEANでは、物流、決済、金融など幅広い分野で、デジタル技術を活用し、社会課題を解決するリープフロッグ型のスタートアップが輩出され、多くのイノベーションが創出され続けています。また、若い人口構成、急速に向上する所得水準を背景に、都市部を中心に豊かな消費生活を楽しむ中間所得層が増加しています。

日本企業が、ASEAN地域で新たに生み出されるイノベーションを自社に取り込み、或いは成長するASEEAN市場での競争力を向上させていくには、各国で急成長を遂げるスタートアップとの間での戦略的な協業が不可欠となってきています。

そこで、経済産業省及びジェトロでは、本年迎える日ASEAN友好協力50周年を機に、ASEAN各国との新たなイノベーション創出に向けた協力の在り方として、各国政府関係機関との共催で、日ASEAN双方のスタートアップと大企業との協業によるオープンイノベーション創出を後押しする施策を「日ASEAN共創ファストトラック・イニシアティブ」として開始しました。

日ASEAN共創ファストトラック・イニシアティブを通じて、日ASEANのスタートアップにとっては、(1)ジェトロ等の日本の関係機関だけでなくASEANの政府・関係機関による支援機会が得られるとともに、(2)日本の大企業だけでなく在ASEANの大企業も含む幅広いスタートアップ・エコシステムへのアクセス機会が得られます。

シンガポールにて開催した第1回目となるファストトラック・ピッチでは、日本からは経済産業省・在シンガポール日本国大使館・ジェトロが、シンガポールからは貿易産業省・経済開発庁・企業庁が共催となり、40以上のサポーター企業・団体等の支援を得て開催しました。

日シンガポール・ファストトラック・ピッチ
サポーター
サポーター
サポーター

次回のファストトラック・ピッチは、タイ・バンコクにて、開催を予定しています。詳細については、決定し次第、公表いたします。

担当

通商政策局 アジア大洋州課長 福地
担当者:加畑、下井、坪原、高岡

電話:03-3501-1511(内線 3011)
03-3501-1953(直通)

メール:bzl-s-tsusei-asiataiyoshu★meti.go.jp
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