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令和5年4月21日
屈冬玉(チュー・ドンユィ)国連食糧農業機関(FAO)事務局長と握手する林外務大臣
屈冬玉(チュー・ドンユィ)国連食糧農業機関(FAO)事務局長との会談の様子

 4月21日、午前11時50分から約20分間、林芳正外務大臣は、屈冬玉(チュー・ドンユィ)国連食糧農業機関(FAO)事務局長と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、日本が本年のG7議長国として世界の食料安全保障を重要課題と位置づけていることを伝えるとともに、ロシアによるウクライナ侵略により、世界の食料安全保障の状況が一層悪化していることを懸念している旨述べました。また、FAOをはじめローマ3機関が、世界の食料安全保障の確保において中心的な役割を担っていることなどを踏まえ、日本として、在ローマ国際機関政府代表部を新たに設置することを決定した旨述べました。
  2. 更に、林大臣から、日本は、ロシアによるウクライナ侵略以降、FAOを通じて約76百万ドルの支援を実施、具体的には、この影響を受けた合計18か国への緊急的な農業支援、強靭な食料システムの構築に向けた農業市場情報システム(AMIS)を含むデータ分野での支援を実施した旨紹介しました。
  3. これに対し、屈FAO事務局長は、現下の食料安全保障状況への懸念が示され、問題解決への取組における日本政府のFAOに対する支援の重要性に言及し、謝意が示されました。また、今後も日本政府とともに世界の食料安全保障の確保に向けて連携していきたい旨述べました。

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