外務省・新着情報

令和5年4月26日

 スーダン共和国における衝突を受け、在留邦人の退避支援の指揮をとるためにジブチへ出張中の武井俊輔外務副大臣は、4月26日、アリ・ハッサン・ジブチ共和国外務・国際協力省次官(Mohamed Ali Hassan)、ジョナサン・グーデル・プラット駐ジブチ共和国米国大使(Jonathan Goodale Pratt)、ダナ・プルカレスク駐ジブチ共和国仏大使(Dana Purcarescu)と個別に面会したところ、概要は以下のとおりです。

ハッサン・ジブチ外務次官と記念撮影を行う武井外務副大臣

1 ハッサン・ジブチ外務次官との面会

  • (1)冒頭、武井副大臣から、今なお続くスーダンにおける武力衝突に関し、24日時点で、ハルツーム市内で退避を希望する全ての在留邦人の退避が完了したことは、ジブチの全面的な協力無しには実現し得なかった旨述べつつ、謝意を表しました。これに対し、ハッサン外務次官は、日本人が無事避難でき、避難オペレーションが成功したことを嬉しく思う、ジブチの自衛隊拠点がオペレーションで重要な役割を果たしたことは光栄であると述べました。
  • (2)また、武井副大臣から、アフリカの角地域の安定勢力として、衝突の当事者に対して影響力を有しているゲレ大統領の仲介に向けた強力なリーダーシップに期待している旨述べました。
  • (3)双方は、地域の平和と安定、そして自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、日・ジブチ関係を引き続き深化させていくことを確認しました。
プラット駐ジブチ米国大使と記念撮影を行う武井外務副大臣
プルカレスク同仏大使と記念撮影を行う武井外務副大臣

2 プラット駐ジブチ米国大使、プルカレスク同仏大使との面会

 武井副大臣から、在留邦人の退避にかかる米国や仏の協力に謝意を述べるとともに、スーダンの情勢安定化及び民政移管に向け、今後も同志国、そして国際社会で緊密に連携していくことを確認しました。


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