外務省・新着情報

令和5年5月5日
林外務大臣への叙勲授与式の様子
握手する両大臣
日パラグアイ外相会談の様子

 現地時間5月5日午後1時25分(日本時間6日午前2時25分)から約100分間、パラグアイを訪問中の林芳正外務大臣は、アリオラ・パラグアイ共和国外務大臣(His Excellency Mr. Julio César Arriola Ramirez, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Paraguay)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。また、この機会にパラグアイ政府から林大臣に対し、国家功労勲章特別第十字型章が授与されました。

  1. 冒頭、林大臣は、パラグアイを訪問しアリオラ大臣と対面で会談できることを嬉しく思う旨述べるとともに、パラグアイは1万人の日系社会を有する長年の友人で、価値と原則を共有する重要なパートナーであり、今後も二国間関係を一層緊密なものとしていきたい旨述べました。これに対し、アリオラ大臣は、林大臣の訪問を歓迎するとともに、多岐にわたる分野における日本からの協力に感謝を述べました。
  2. 両大臣は、二国間関係を一層強化するため、様々な分野で緊密に協力していくこと、投資協定の協議を加速していくことを確認しました。この中で、林大臣から、良好な投資環境を持つパラグアイと、引き続き経済関係を強化していきたい旨述べました。また、両大臣は、日本が実施している経済社会インフラ整備や脆弱性克服に資する協力の円滑な実施に向け、緊密に連携していくことを確認しました。
  3. 両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略、中国、北朝鮮を含む東アジア情勢等についても意見交換を行い、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて連携していくことで一致しました。この中で、アリオラ大臣から、日本の「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の取組に賛同する旨述べました。
  4. 両国の友好関係増進に寄与したこれまでの功績が認められ、アリオラ大臣から林大臣に対し国家功労勲章特別大十字型章が授与されました。林大臣は、引き続き二国間関係のさらなる強化に向けて邁進していくとの決意を表明しました。

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