外務省・新着情報

令和5年5月8日
岸田総理とG7ジェンダー平等アドバイザリー評議会代表らとの集合写真 提言を受け取る岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 5月8日、午後4時15分から約15分間、岸田文雄内閣総理大臣は、白波瀬佐和子国連大学上級副学長を議長とする、ジェンダー平等アドバイザリー評議会(GEAC)の代表による表敬を受け、同評議会による提言を受領したところ、概要は以下のとおりです。なお表敬には、日本側から小倉將信内閣府特命担当大臣、森まさこ総理大臣補佐官、小野啓一外務審議官、市川恵一外務省総合外交政策局長、先方からは黒田玲子東京大学名誉教授/中部大学特任教授、エドウィジ・ニュエンス European Women on Boards議長(Ms. Hedwige Nuyens, Chair of European Women on Boards)、及びマキシム・ウィナトUN Women東・南アフリカ地域事務所長(Dr. Maxime Houinato, Regional Director for UN Women East and Southern Africa Regional Office)が同席しました。

  1. 白波瀬議長他GEACのメンバー計4名は、岸田総理大臣を表敬し、ジェンダー平等達成のために必要な施策をとりまとめた提言サマリーを手交するとともに、日本をはじめとしたG7各国による、ジェンダー平等の更なる推進に対する期待を述べました。また、GEACは、年末の最終報告書提出に向けて、活動を継続する旨述べました。
  2. 岸田総理大臣からは、提言に感謝すると共に、岸田政権の目玉政策である「新しい資本主義」の中核をなす「女性の経済的自立」や、UN Womenが推進するHeForSheへの総理自身のチャンピオン就任といった取組を紹介しつつ、G7のプロセスを通じてジェンダー平等に向けた取り組みを更に進めたいと述べ、GEACによるG7広島サミットへの貴重なインプットに感謝を述べました。
(参考1)GEAC(The Gender Equality Advisory Council

 GEACは、G7の首脳に対してジェンダー平等に関する提言を行う外部諮問機関。2018年に、当時のG7議長国であるカナダが発足させ、以降、例年G7議長国が招集し、GEACからは、議長国首脳に対して、ジェンダー平等の実現と女性のエンパワーメントの促進に向けた有益な提言が提出されてきた。
 本年も、G7や国際機関から、ジェンダー分野で活躍する14名の委員が招集され、3月24日、第一回会合が行われた。

(参考2)HeForSheキャンペーン

 国連女性機関(UN Women)は、男女平等促進のためには、男性の関与が不可欠であるとして、「HeForSheキャンペーン」活動を平成26(2014)年から実施。
 安倍総理大臣(当時)が、10首脳の一人(HeForSheチャンピオン)として選出された。岸田総理大臣は、第2期HeForSheチャンピオン(任期は令和4年(2022年)から令和7年(2025年)末まで)に就任した。


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