外務省・新着情報

令和5年5月9日

 5月3日、秋本真利外務大臣政務官は、米国(ニューヨーク)で安保理閣僚級公開討論に出席するとともに、出席閣僚や国連事務局関係者との会談等を行ったところ、概要は以下のとおりです。

安保理閣僚級公開討論に出席し、ステートメントを発出する、秋本政務官の様子

1 安保理公開討論への出席

 5月3日、秋本政務官は、5月に安保理議長を務めるスイスのイグナツィオ・カシス外務大臣(H.E. Mr. Ignazio CASSIS, Head of the Federal Department of Foreign Affairs of the Swiss Confederation)が主催した「平和の持続のための未来志向の信頼」に関する安保理閣僚級公開討論に出席し、我が国政府を代表してステートメントを実施しました。秋本政務官は、ステートメントの中で、平和構築の取組における、女性や若者を含む人々の参加、法の支配の確立や人権の擁護、人への投資を通じた人間の安全保障の実現等の必要性について述べました。また、安保理や平和構築委員会(PBC)を始めとする国連の機能強化の重要性を指摘しました。

カシス大臣と立ち話を行う、秋本政務官の様子

2 カシス・スイス外相との立ち話

 5月3日、秋本政務官は、安保理公開討論を議長として主催したカシス・スイス連邦外務大臣と、短時間の立ち話を行いました。秋本政務官から、スイスの史上初の安保理議長就任と安保理公開討論の開催のイニシアチブへの祝意と感謝を述べました。双方は、安保理理事国として、法の支配、平和構築、北朝鮮等の諸課題において一層緊密に連携していくことを確認しました。

正面を向き、握手を交わす、秋本政務官とアベリアン国連事務次長の様子

3 アベリアン国連事務次長との会談

 5月3日、秋本政務官は、モーブス・アベリアン総会・会議運営担当事務次長(Mr. Movses Abelian, Under-Secretary-General for General Assembly and Conference Management, the United Nations)と会談を行いました。秋本政務官から、ロシアのウクライナ侵略に対して安保理が本来の役割を十分に果たせない中で、国連総会の役割はますます重要になっており、我が国として、総会再活性化作業部会の議論等を通じて、総会の強化に積極的に貢献していきたい旨述べました。また、両者は、日本人職員の採用・昇進の強化に係る協力等について意見交換しました。

秋本政務官と国連関係機関の日本人職員との集合写真

4 国連関係機関の日本人職員との昼食会

 5月3日、秋本政務官は、NYの国連関係機関に勤務する日本人職員との昼食会を行い、各職員の状況を聴取するとともに、日本人職員の採用や昇進に向けた取組の強化を含め、政府としてどの様な協力ができるか等について意見交換しました。

(参考)別添


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