外務省・新着情報

令和5年5月10日
握手する両外相
外相会談の様子
共同記者発表の様子

 5月10日午後6時30分から約40分間、林芳正外務大臣は、訪日中のズビグニェフ・ラウ・ポーランド共和国外務大臣(H.E. Prof. Zbigniew RAU, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Poland)と外相会談を行い、引き続いて共同記者発表を行った上で、午後7時30分から約90分間、ワーキング・ディナーを行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林外務大臣から、初の訪日を歓迎する、4月のNATO外相会合以来の再会を嬉しく思う、日・ポーランド戦略的パートナーシップ実施のための行動計画のとおり、ポーランドとの間でハイレベル会談が行われ、様々なレベルで二国間関係が進展していると述べました。さらに、林外務大臣から、衆参両院の日・ポーランド友好議連が、これまでポーランドとの関係強化に尽力してきたことに言及し、引き続き議会間交流が進展することを期待する旨述べました。
  2. ラウ外相からは、初めて日本を訪問できてうれしい、日本は基本的価値を共有する戦略的パートナーであり、行動計画に基づき様々な分野で関係が進展していることは喜ばしいと述べました。
  3. そのほか、林外務大臣から、現下の厳しい国際安全保障環境を踏まえ新たな「国家安全保障戦略」や「自由で開かれたインド太平洋」のための新プランについて説明しました。両外相は、ウクライナやインド太平洋の地域情勢についても意見交換し、欧州とインド太平洋の安全保障を分けて議論することは不可能であるとの認識の下、引き続き連携していくことで一致しました。さらに、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、緊密に連携していくことを確認しました。
  4. 両大臣は、経済的威圧を含む経済安全保障上の課題への対応、透明・公正な開発金融の重要性などについて意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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