外務省・新着情報

G7広島サミット(ウクライナ情勢及び核軍縮に関する個別文書採択の方針)

【共同通信 植田記者】G7広島サミットについてお伺いします。サミットの議論をまとめた成果物として、核軍縮・不拡散やウクライナ情勢にそれぞれ特化した文書を発出する方向で検討しているとの報道があります。現在の事実関係と、現在の検討状況についてお伺いします。

【小野外務報道官】国際社会は、国際秩序の根幹を揺るがすロシアによるウクライナ侵略等に直面し、歴史的な転換期にあります。こうした中で開催されるG7広島サミットでは、力による一方的な現状変更の試みや、ロシアが行っているような核兵器による威嚇、ましてやその使用はあってはならないものとして断固として拒否し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くとのG7の強い意志を、力強く世界に示したいと考えています。
 また、被爆地広島の地から、広島と長崎に原爆が投下されてから77年間、核兵器が使用されていない歴史を、ないがしろにすることは決して許されない、とのメッセージを力強く世界に発信したいと考えております。
 他方で、G7広島サミットでの成果の在り方や、またその内容につきましては、現時点では何ら決まっておりません。

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