外務省・新着情報

令和5年5月13日
握手する両外相
会談の様子

 現地時間5月13日9時10分(日本時間13日16時10分)から約20分間、EU・スウェーデン共催インド太平洋閣僚会合に出席するためストックホルムを訪問中の林芳正外務大臣は、ペッカ・ハーヴィスト・フィンランド共和国外相(H.E. Mr. Pekka HAAVISTO, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Finland)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略等により国際安全保障環境が厳しさを増す中、同志国間の連携がこれまで以上に重要になっている旨述べつつ、フィンランドのNATO加盟に祝意を表しました。これに対し、ハーヴィスト外相から、NATO加盟が実現したことにより、欧州の安全保障の強化に貢献できることを期待している旨の発言がありました。両外相は、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識を共有した上で、日本とインド太平洋への関心を高めるNATOとの連携を強化していくことで一致しました。
  2. 林大臣から、ハイレベルを含め、様々な面で二国間の友好関係が続いていることは喜ばしい旨述べ、両外相は、日・フィンランド・ワーキング・ホリデー協定の活用を含め、人的交流さらには経済面での連携を進めることで一致しました。
  3. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応について引き続き同志国が結束して対応していくことで一致しました。また、両外相は、中国や北朝鮮を含む地域情勢についても意見交換を行いました。

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