外務省・新着情報

令和5年5月15日
正面を向き、握手を交わす、林大臣とバーガー総司令官の様子
テーブルにつき、意見交換を行う、林大臣とバーガー総司令官の様子

 5月15日、午後5時から約30分間、林芳正外務大臣は、訪日中のデビッド・バーガー米海兵隊総司令官(海兵隊大将)(General David H. Berger, Commandant of the U.S. Marine Corps)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、バーガー総司令官の再度の訪日を歓迎するとともに、日米同盟はインド太平洋の平和、安全、繁栄の礎である、日本、そして地域の平和と安定のために日々尽力する海兵隊の皆様に感謝する旨述べました。これに対し、バーガー総司令官から、安全保障環境が急速に変化する中、日米同盟が強固であることは地域の平和と安定のために重要であり、海兵隊としても日本の安全にコミットしている、また日米の取組に対する日本側の努力に感謝したい旨述べました。
  2. 双方は、北朝鮮による核・ミサイル活動の活発化、中国の力による一方的な現状変更の試み、ロシアによるウクライナ侵略、日本周辺での中露の軍事的な連携強化を始めとする、一層厳しさを増す地域の安全保障環境を念頭に意見交換を行い、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けて、引き続き日米間で緊密に連携していくことを確認しました。
  3. また、双方は、こうした同盟の取組を進めつつ、沖縄を始めとする地元の負担軽減を図る観点から、普天間飛行場の辺野古移設及び米海兵隊のグアム移転を始めとする在日米軍再編を着実に進めるとのコミットメントを再確認しました。また、在日米軍の安定的駐留のためには、地元の理解と協力が不可欠であり、日本で活動する米軍の地元への影響に配慮した安全な運用、事件・事故での円滑な対応等のために、引き続き緊密に協力していくことで一致しました。

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