外務省・新着情報

令和5年5月15日
テイラー事務局長と写真撮影する山田外務副大臣
テイラー事務局長による山田外務副大臣表敬の様子

 5月15日、午前10時45分から約20分間、山田賢司外務副大臣は、訪日中のハワード・テイラー「児童に対する暴力撲滅グローバルパートナーシップ(GPeVAC)」事務局長(Mr. Howard Taylor, Executive Director of the Global Partnership to End Violence Against Children(GPeVAC))による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、山田副大臣から、国際的な児童に対する暴力撲滅に取り組むGPeVACによる取組に敬意を表する旨述べた上で、我が国として、これまで児童に対する暴力撲滅基金への拠出を始め、GPeVACの取組に積極的に関与しており、今後も、引き続き、協力していきたい旨述べました。また、我が国による取組の一環として、本年、日本が拠出を行った暴力撲滅基金への「サブサハラ・アフリカの子どもに対する暴力削減のための良好な子育ての推進」事業について、今後、具体的な成果が得られることの期待を表明しました。
  2. これに対し、テイラー事務局長から、外務大臣が理事を務め、パスファインディング国に参加する我が国のGPeVACへの貢献に謝意を述べた上で、近年の日本国内における児童分野における取組の進展は、他国の取組を促す意味でも大きな励みとなり重要であるとして高く評価する旨述べました。また、昨今の様々な国際情勢の変化を踏まえ、本年、G7議長国を務める日本との間で、一層緊密に連携していきたい旨述べました。
  3. また、山田副大臣から、児童分野における取組の重要性に言及した上で、国際的な児童の暴力撲滅を推進するべく、日本政府としてGPeVACと引き続き連携していきたい旨述べました。
(参考)児童に対する暴力撲滅グローバル・パートナーシップ(GPeVAC)

 2016年7月、国連児童基金(UNICEF)及び児童関連の国際NGOが中心となり、SDGsのターゲット16.2「子どもに対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撲滅する」の実現を目的に設立。同パートナーシップは、「自国内の子どもに対する暴力撲滅に向けて取り組むことをコミットする参加国」(パスファインディング国)を募っており、我が国は、2018年2月にパスファインディング国入りを表明し、同パートナーシップを支える「児童に対する暴力撲滅基金」に拠出を行っている。


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